2004年01月12日

「悟り」のおいたち

■「悟り」の発祥

発端は、無名芸さんの絵日記帳(2004/1/12)で行われた「首輪+手錠+メイド服」という自分自身のコスプレ写真公開にあったようです。
それまで女装とは縁のなかった「普通の男」が「自分の萌え」を「自らの体で表現」してしまった、ということでたちまちあちこちの日記やブログでネタにされました。

もちろんそれ以前から女装系のサイトはいくつもありました。
しかし、この事件が端緒となって「ならば自分も」と追随する人を多数生み出すことにつながったのは事実のようです。

最初は、いわゆる「ぺたん座り(*1)」が「自分もできるよー」という切り出しで始まりました。
単にぺたん座りができることを証明するだけなら普通の服装でもよさそうなものですが、対抗意識なのか機会を狙っていたのか、みな何故か「萌え服着用」だったことが次のステップに至る方向性を決定付けたようです。
(*1) トンビ座り、アヒル座りなど別称あり。

こうした一連の行動に着目したのが「Eternal Star Web」管理人の「星永諭」氏でした。
同氏のウェブページ内にリンク集(のちの「悟りを開いた人ポータル」)が作られ、これらの行動には「悟り」という名称がつけられました。
その中でいわゆる「悟り」のガイドライン、

●萌え服着用
●ぺたん座り
●首下のみの写真

が示されました。

従来の「女装」は、顔も含めた全身が対象でした。
萌え服の上に男の顔が乗っかっているのでは「萎え」も甚だしいものになります。
普通の男にとっては非常に高い障壁である「化粧」というハードルを乗り越えなければならなかったのです。

「首下でよい」という基準が持ち込まれたことは、こうした敷居を大幅に引き下げる効果をもたらしたと言えるでしょう。
インターネット内で顔を晒す危険性を回避できるという効果も手伝い、萌え服を目の前に自ら着用するかどうか躊躇していた男たちが次々とカミングアウトすることになりました。

はじっこねっとさん2004/2/14の日記より
顔見えないだけでこんなに萌えるなんて…


この言がすべてを物語っていると言っても過言ではないでしょう。

さらに、インプレス「やじうまウォッチ(2004/2/17)」や商業誌「ネットランナー」に記事が掲載されたことによりブームは一気に加速、一大ムーブメントとなっていきました。

■「悟り」の語源

これが実ははっきりしません。

少なくとも1月までは「首より下のコスプレ画像」のような表現だったのですが、遅くとも2005年2月5日の段階ではすでに「悟りを開く」という言葉が使われています。

おそらく

無名芸さん2004/2/4の日記より
一度踏み出したら退けない状態になるのは覚悟の上でどうぞ(ぉ。< 止めませんとも、ええ。


のように「覚悟を決める」という表現が使われていたことに由来して「悟りを開く」となったと思われます。

明確な「悟り」という語が登場したのは、Eternal Star Webさんの2004/2/5の日記に登場した「悟りを開いた人リンク集」が最初のようです。
これ以降、この話題を取り扱う人の日記等では「悟る」「悟りを開く」という表現が定着しています。
posted by 巽@補完庫 at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | コンテンツ
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